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Microsoft 365 Copilotとは|料金、無料のCopilot Chatとの違い、できること【2026年11月】

Microsoft 365 Copilotは、WordやExcel、Teamsの中で社内のデータをもとに働くAIアシスタントです。プランごとの料金、追加費用なしのCopilot Chatとの違い、Coworkの従量課金、データの扱いを公式情報で整理しました。

Microsoft 365 Copilot は、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams の中で働く AI アシスタントです。Web の情報に加えて、メールや文書など仕事のデータをもとに答えます。

大企業向けの料金は、年払いで 1 人あたり月 ¥4,497 相当です。別に Microsoft 365 のプランが必要なので、費用は上乗せになります。 対象のプランには追加費用なしの Copilot Chat が含まれているので、まずこちらで試せます。

内容は 2026 年 11 月 6 日に Microsoft の公式ページで確認しました。法人向けの金額は税別です。

「Copilot」の名前を整理する

Copilot という名前の製品は複数あります。検索や社内の会話で混同しやすいので、最初に分けておきます。

名前 対象 料金(1 人あたりの月額) 内容
Copilot 無料版 個人 無料 AI とのチャット。利用の上限は有料版より低い
Microsoft 365 Personal など 個人 ¥2,130 から Word や Excel のアプリと Copilot
Copilot Chat 職場のアカウント 対象のプランに追加費用なし Web 典拠型の AI アシスタント
Microsoft 365 Copilot Business 一般法人 ¥3,148 相当(年払い) アプリの中の Copilot と仕事のデータ
Microsoft 365 Copilot 大企業 ¥4,497 相当(年払い) アプリの中の Copilot と仕事のデータ
Copilot Studio エージェントを作る組織 パックで ¥29,985 など エージェントの構築
GitHub Copilot 開発者 別の料金体系 コーディング。料金の比較をご覧ください

料金

法人向け

一般法人向けの料金ページの金額です。すべて税別で、1 ユーザーあたりの月額です。

プラン 年払い(月相当) 月払い
Business Premium と Copilot Business のセット ¥4,797 ¥5,756
Business Standard と Copilot Business のセット ¥3,523 ¥4,228
Copilot Business(既存のプランへのアドオン) ¥3,148(キャンペーン ¥2,698) ¥3,778

¥2,698 は 2026 年 7 月 1 日から 12 月 31 日までのキャンペーン価格です。年間契約で、対象のビジネスプランを使っている既存の顧客が対象となり、適用されるのは初年度だけです。

大企業向けの Microsoft 365 Copilot は、年払いで月 ¥4,497 相当です。条件を満たす Microsoft 365 プランのライセンスが別に必要で、Teams の中で使うには Teams のライセンスも必要です。

一般法人向けのプランには 1 か月の無料試用があります。試用が終わると有料に切り替わるので、不要なら期間内に解約してください。

個人向け

個人向けの料金です。税の扱いの記載は確認できませんでした。

プラン 月払い 年払い 人数 Copilot の扱い
Personal ¥2,130 ¥21,300 1 人 無料版より多く使える
Family ¥2,740 ¥27,400 1〜6 人 同上。AI は契約者のみ
Premium ¥3,200 ¥32,000 1〜6 人 高度な Copilot の大きな枠。AI は契約者のみ
Pro ¥16,000 なし 1〜6 人 最も高い利用上限。AI は契約者のみ

Family、Premium、Pro は 6 人まで共有できますが、公式の注記では AI を使えるのは契約者だけです。家族全員で Copilot を使う目的なら、この点に注意してください。

Copilot Chat との違い

導入の検討で最初に迷う点です。公式の説明と Microsoft Learn の比較をまとめました。

項目 Copilot Chat Microsoft 365 Copilot
費用 対象のプランに追加費用なし 大企業向けは年払いで月 ¥4,497 相当
答えの根拠 Web のデータ、参照したファイル、アップロードしたファイル 加えて仕事のデータ(Microsoft Graph と Work IQ)
Word、Excel、PowerPoint の中の Copilot ライセンスにより、使えないか標準のアクセス フル機能に優先アクセス
Teams の中の Copilot 含まれない 含まれる
リサーチツール、アナリスト、ファシリテーター 含まれない 含まれる
組織で作ったエージェント 仕事のデータを使うものは従量課金 支援型のものは追加料金なし
Cowork、Code 含まれない ライセンスに加えて使用量に応じて課金
エンタープライズ データ保護 適用される 適用される

判断の軸は、社内のメールや文書を根拠に答えさせる必要があるかどうかです。 Web の調べ物や手元のファイルの要約が中心なら Copilot Chat で足りる可能性があります。会議の要約や、過去のメールと文書を横断する質問が必要なら、有料のライセンスを検討してください。

アプリごとにできること

公式の説明によると、アプリごとの支援は次のとおりです。

アプリ できること
Word 文書の下書き、編集の提案、テキストの要約
Excel データ分析、グラフの作成、分析情報の生成
PowerPoint アウトラインの作成、画像やレイアウトの提案
Outlook メールの下書き、長いスレッドの要約
Teams 会議の要約、チャットからの実施項目の抽出

モデルは料金ページの表で「最新の OpenAI モデル」とされ、有料のプランではモデルを選択できます。Learn の注記によると、Anthropic のモデルも該当するライセンスの環境で利用できますが、既定ですべての利用者に開放されてはいません。

Copilot Cowork と従量課金

Copilot Cowork は、依頼した作業を代わりに実行する機能です。メールの送信、会議の設定、文書の作成、Teams への投稿、予定表の管理を行い、各操作の実行前に利用者の承認を求めます。職場と学校のアカウントでは一般提供が始まっており、利用には Microsoft 365 Copilot のライセンスが必要です。個人のアカウントではプレビューの段階です。

費用の点で注意が必要です。公式によると、Copilot Cowork、Copilot Code、Copilot Autopilot、Work IQ API は Copilot クレジットで従量課金されます。ライセンスの月額を払っていても、これらの機能の分は別に費用が発生します。 今後さらに対象が増える可能性もあると公式は書いています。

管理者は Microsoft 365 管理センターの Cost Management で、使用量の制御と支出のポリシーを設定できます。導入の時点で上限を決めておくと、想定外の請求を防げます。

入力したデータの扱い

エンタープライズ データ保護の説明の要点は次のとおりです。

項目 公式の説明
学習 プロンプトと応答、Microsoft Graph 経由でアクセスするデータは、基礎モデルのトレーニングに使用しない
契約 Exchange のメールや SharePoint のファイルと同じ契約条件で保護する
権限 Copilot は利用者のアクセス許可の範囲で動作する
Web 検索 プロンプトから生成したクエリを Bing に送る。利用者と組織の識別子は除く

Web 検索のクエリを処理する Bing は Microsoft 365 とは別に運用され、Microsoft が独立したデータ コントローラーになります。機密性の高い業務では、Web 検索を許可するかどうかも検討してください。

この説明は「組織が使用する」Copilot についてのものです。個人のアカウントで業務の情報を扱う場合には当てはまらないので、会社の情報は職場のアカウントで扱ってください。個人向けの無料版の入力の扱いは、今回の確認の範囲外です。

導入前に確認すること

ここからは編集部の見方です。

  1. 文書のアクセス権を見直す。 Copilot は利用者の権限の範囲で答えます。権限の設定が緩ければ、緩いまま文書が答えに使われます。同じ問題は RAG の権限管理でも起きます。
  2. Copilot Chat で先に試す。 追加費用なしで、利用者の反応を確認できます。
  3. ライセンスは部署を絞って始める。 全社に配る前に、会議や資料作成の多い部署で効果を測ります。Microsoft 365 Copilot のライセンスには、利用状況と定着率を測る分析の機能があります。
  4. 従量課金の上限を決める。 Cowork を使うなら、月の予算を先に決めます。
  5. 入力のルールを書面にする。 社内利用ルールのひな形をもとに決められます。

入口

Web とアプリの入口は copilot.com です(copilot.microsoft.com から転送されます)。職場のアカウントでサインインできない場合は、組織のライセンスの割り当てを管理者に確認してください。

確認できなかったこと

個人向けの無料版の上限の数字と入力の扱い、Copilot Cowork の 1 回あたりのクレジットの消費量、対象となる Microsoft 365 プランの完全な一覧は、今回の確認の範囲では分かりませんでした。料金は変わることがあるので、契約の前に公式のページを確認してください。

エージェントを自社で作る場合は Copilot Studio とはを、ChatGPT や Claude との違いは LLM 比較ガイドと ChatGPT の無料版と有料版の違いをご覧ください。部門別の進め方は AI ビジネス活用ガイドにまとめています。

よくある質問

Microsoft 365 Copilotの料金はいくらですか。

大企業向けは年払いで1人月¥4,497相当、一般法人向けのCopilot Businessは年払いで月¥3,148相当(2026年12月31日までのキャンペーンで初年度¥2,698)です。いずれも税別で、Microsoft 365のプランが別に必要です。

Copilotは無料で使えますか。

個人向けには無料版があります。職場のアカウントでは、対象のMicrosoft 365プランにCopilot Chatが追加費用なしで含まれます。Copilot Chatの答えの根拠はWebのデータと参照したファイルが中心で、メールや社内文書全体を根拠にするには有料のライセンスが必要です。

Copilot ChatとMicrosoft 365 Copilotの違いは何ですか。

Microsoft 365 CopilotはWork IQによって仕事のデータを根拠に答え、Teams、Word、Excel、PowerPointの中でも働きます。リサーチツールなどの既成のエージェントも含まれます。Copilot Chatは対象のプランに追加費用なしで含まれるWeb典拠型のAIアシスタントです。

Microsoft 365 Copilotに入力したデータは学習に使われますか。

公式は、プロンプトと応答は基礎となる大規模言語モデルのトレーニングには使用されないと説明しています。これは組織のアカウントに適用されるエンタープライズデータ保護の説明です。

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